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陶磁器デザイナー森正洋さんの茶碗で抹茶を点てる

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2020年5月18日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年5月22日

日本を代表する陶磁器デザイナーの森正洋さん。

森正洋さんのデザインの特長は、

高い機能性無駄のない新しいデザイン。日常で使う事を基準に考えられた形。です。


森正洋さんデザイン「平形めし茶碗」は、私たちが普段見慣れているご飯茶碗比べて

圧倒的に平たいのです。なぜこのようなデザインのご飯茶碗を作ったのか。


近年日本は空調の効いた快適な部屋で過ごすようになり、

冬でもご飯が冷めない環境になりました。


ならば茶碗にあんな深さは必要ないのでは。

ということから生まれたこの平さ。

茶道では気温が上がると、お茶が

熱くなりすぎないようにするため平茶碗を使います。

ですので、暑くなると私はこのお茶碗を使って抹茶を点てています。


どちらも暮らしや周りの環境を観察して

道具の役割を見極めています。


つくづくデザインと茶道の関係は

面白いなと思います。


参考:第1回グッドデザイン賞を受賞した、森正洋さんデザイン「G型しょうゆさし」

1958年から製造を続けている白山陶器の定番のしょうゆさし。デザインや製法を変えず60年つくり続けています。

安定感の良い底の形状、握りやすいくびれ、しょうゆを補充しやすい広めの口、たれにくい注ぎ口のつくりが特徴。

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