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自粛生活を始めて 過去からヒントをもらう

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2020年4月14日
  • 読了時間: 4分

2月末に先生がお稽古場を閉じてから約1ヶ月半が経とうとしています。

その間生活スタイルも代わり、心身ともに変化が出てきました。


一昨年、私は自主的ロックダウンに近い状態を経験していました。

通院のため会社を辞め約2ヶ月間、会う人は家人と先生のみ。

買い物が週に2回。それ以外は家にひたすら居る。

徐々に心が変化していきました。

暗の方向に全てが進んでいたように思います。


当時の辛かった状況を考えてみると、

意識して変化に対応していくことが必要だと思いました。


それをふまえてこれからどうしていくのがいいのか、

自分の中でもヒントを見つけておきたくて振り返ってみることにしました。



2018年冬

自粛生活スタート

外出の機会を極端に減らし始めました。

すぐにやってきたのは「なんとなく不安期」

これまで「定期的」にしていた行動の量が減ったことによる心の変化でした。

外出制限は自主的な行動だったのですが、閉塞感が出てきます。

自主的でもイライラしてくるので、やらされている感があったままだと

そのイライラを他人のせいにしてしまいそうだなと思いました。


なので、自らやっているんだという意識で外出制限をしたほうが

その後自分でイライラを解決するという行動に進みやすいと感じました。



自粛生活1ヶ月目

「自暴自棄期」

1ヶ月経つと何もやる気が起こらなくなってきていました。

最初はダラダラするのも新鮮で楽しいなーという気分で居られたのですが、

この時期になると楽しさも、当然無くなってきます。


その時にやった事は、「無理やり笑う」ということ。

笑うとなんだか楽しくなってきて、

「面倒だな」と思う事も、「やってみようかな」に変わる事を経験していました。

それと、「意図的」に「生活にリズム」をつける事を計画、実行していました。


このおかげで、自暴自棄期を脱し、新しい事を始めてみたり

毎日の普通の暮らしを取り戻しつつあったと思います。



「1人から2人期」

新しい事をはじめつつあったものの、心はハツラツとしていませんでした。

社会の流れに乗っていないからかなと思い、

少しだけテレビを見るようにしました。その他はラジオ。

ちょっとだけ出歩くようにし、書店併設のスターバックスにも行くようにしました。

最近の売れている書籍を観察したり、雑誌のタイトルを眺めたり。

気に入った本は購入してみたり。


トレンドや情報を仕入れる事ができ、

お店の方とも会話をする機会もできましたが、モヤモヤ感は残っていました。

人と喋っているのにね。


そんな状況を劇的に変えたのは

友達や知人との「対話」の時間でした。


自分の感じた事、最近起こったこと、何でもないことなのですが

感じている事を伝えるとモヤモヤが晴れた気分になりました。

それに対する感想を逆に聞いて、なるほど、と納得したり

それってそうなの?って思ったり。

自分の中から新しい自分がどんどん出てくる感じがちゃんとわかった。そんな瞬間でした。

私は「会話」ではなく「対話」で癒されたのだなと感じました。



「定期的」に何かをすること

「笑う」こと

「人と気持ちを交換する」こと



これが欠かせない要素だなと、この時実感しました。

もしかしたらzoomがこの3つが満たしてくれそうだなと思っています。

今計画中です。


先行自主的ロックダウンの時期と今の世間の様子は明らかに違います。

状況もめまぐるしく変わり、たくさんの情報が飛び交って

どれを信じていけばいいか分からず、無闇に不安になる時もありますが

大切にしていきたい事はきっと同じなのだと思います。


これをやっていけば大丈夫。というようなものを

毎日少しずつやっていこう、という気持ちです。



個人差や置かれている状況によって解決策はそれぞれだと思いますが、

これから来るかもしれない自暴自棄期をやり過ごす

ヒントに少しでもなれば嬉しいです。


東京は今日もいいお天気です。


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ご近所で藤が綺麗でした。季節にはまだ早いですが。

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私は「会話」ではなく「対話」で癒されたのだなと感じました。

「会話」と「対話」の違いについて面白い記事がありました。

ご興味がありましたらぜひ。


『他者への寛容を学ぶために。「対話的な学び」に必要なもの』

 平田オリザ

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