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[美術館巡り]「石岡瑛子回顧展 血が、汗が、涙がデザインできるか」

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2021年2月8日
  • 読了時間: 2分

「血が、汗が、涙がデザインできるか」つまりは情熱をデザインできるかということ。

三部構成にわたり、「そしてあなたはどうなの?」と常に問いを投げかけられる感覚。思考することは美しくて時につらくて楽しい、ということを改めて感じた展示。


1 Timeless:時代をデザインする

2 Fearless:出会いをデザインする

3 Borderless:未知をデザインする

ポスター 『西洋は東洋を着こなせるか』 (パルコ、1979年) アートディレクション

映画 『ミシマ―ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』 (ポール・シュレイダー監督、1985年) プロダクションデザイン Mishima ©Zoetrope Corp. 2000. All Rights Reserved. /©Sukita


三島由紀夫主題の映画 『ミシマ―ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』 (ポール・シュレイダー監督)。

構成の美しさったら。


鳥居が斜めに沈んでいるカット。瞬間に隣の友人と同時に顔を見合わせました。

どちらともなく全く同じ言葉を発する。「かっこいい...」。芸術の力はこういう事なのだと思う。


瞬間に心を動かされるということはそこに変な考えが入る余地がなく、見た人に大きな共感を与えるのだと改めて実感しました。おそらく作り手の方も、見る側との深い共感ポイントを、エゴや見栄や曇ったなにかを振り払って見つめて、それで生み出したからこそ自然に出てくる感動なのだと思います。


これが日本で放映されなかったということ、三島由紀夫のご遺族への配慮でという経緯だそうです。あまりにも美しい映画だったので、色々と考えさせられました。


レディ・ガガのMV「911」衣装監督も石岡瑛子さんがされたそう。やはり美しい。


帰り道に「iki ESPRESSO TOKYO」でランチ。エッグ・ベネティクトとロングブラックを注文しました。ロングブラックとは、ダブルのエスプレッソとお湯をお出ししてくれるので、湯を自分の好みでエスプレッソに注ぎながらいただくスタイルでした。がつんと美味しかった。清澄白河の駅から徒歩5分と近いので、美術館の後にちょうどよいです。




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石岡瑛子 回顧展 血が、汗が、涙がデザインできるか」

東京都現代美術館

2020年11月14日(土)- 2021年2月14日(日)

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