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お湯の注ぎ方について
- TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
- 2020年6月16日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年9月10日
6月16日の朝茶会で「お湯を注ぐ時の注意はありますか」と質問を頂戴しました。
ありがとうございます。
細(ほそ)く、一定のスピードで注ぐようにと稽古の時は指導いただきます。
物理的には、どばっとお湯を注ぐとよくないのは、お抹茶が散らかってしまうからです。
肚(はら)に力が入っていて丁寧に注ごうという気持ちがあれば、自ずと一定の細さと長さ(スピード)で茶碗に落ちてきます。「やらねばならぬ」より先に「こうありたいと」いう自分が居れば、自然とそうなってきますのでリラックスして進めて下さい。
波動とでも呼べるものだと思いますが、自分がこうしたら心地が良いということをする方が近道の場合もありますし、それは自分の軸を持つことに似ています。

話は変わりますが、「どうすればよいか」と聞く相手が近くにいなかった場合、美しい方法で進める事が一つの正解になるかと思います。
迷いなく、思いやりをもって動くことには根本的に間違いという事はないですし、心が美しく迷いの無い方が淹れて下さるお茶は美味しくなります。美しいものは心地よさにつながります
日頃から、何が美しいか(見た目だけではなく)を見つけながら暮らすと、様々な問いにも答えられるようになると思います。
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