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[茶会] 2023.12/3 男子茶会「冬の夜を愉しむ」レポート

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2024年1月17日
  • 読了時間: 2分

男子茶会「冬の夜を愉しむ」無事終了しました。


ご参加くださったお客様8名、男性生徒さん6名の会でした。皆様に感謝です。今回は男性生徒さんによるもてなしお客様も男性中心に。生徒さんの室礼、企画、点前、お運び素晴らしく、良い時間でした。


今回はギャップを楽しんでいただきたいと、一つ目の席は楽しく、二つ目の席は締めて、と席主の生徒さんのご提案で各席をご用意しました。


一つ目の席は、抹茶が碾かれる前の碾茶をお出ししました。水色淡く、まろやかに甘い、まるで玉露のよう。前日から水出しで仕込んでくれた茶は本当に美味しかったです。



お客様にも抹茶とは全く違う香味を楽しんでいただけたようです。床には苦心して席主が持参下さった臼と碾茶が。迫力。碾茶の物語が面白く、そして生徒さん(アーティストの方なので、スケッチも素晴らしい)が考案した和菓子なのに見た目がプリンというオリジナル菓子を出していただき、楽しい一席目でした。




菓子は鍵善良房さんにお願いして作っていただきまして、本当に感謝です。


今回のお客様の条件は男性で茶道経験の全く無い方。皆様、初対面ですが、掛軸の「喫茶去」まあ、お茶でも一服 と、優しく語りかけてくれたからでしょうか、みなさんお互いに緊張しつつもこの時間を楽しんでいただけているようでした。



二つ目の席は、ぐっと雰囲気を締めて灯りも落としての空間。静かに時が流れます。お点前さんの水の音と席主の落ち着いたお話に皆さん引き込まれ、無言でも心地よい時間が流れていました。「普段は暗い空間で、大人数で静かに時を過ごすことが無いので、新鮮で気持ちよかったです。」と後日感想をいただきました。





作法や茶道の事が分からなくても、気持ちよく過ごしていただける「誰も取り残さない茶会」シリーズ、として今回の茶会を開いたので、楽しんでいただけて本当に嬉しいです。最近は女性の方が茶道の稽古をされている人口が多いので、茶道に馴染みの無い方や茶道ってちょっとハードル高そうと感じている男性に「茶、いいね」と興味を持っていただけるように、これからも様々に企画していきたいと思います。


初めてお会いする方にも馴染みの方にも分け隔てなく、本当に平らかにお茶を愉しんでいくことの大切さを噛み締めた日であります。

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