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[稽古] 許状引渡式を行いました

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2021年8月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年12月21日

裏千家のお家元から、申請をしていた許状が届きましたので8月の佳き日に引渡式を行いました。

今回は初級7名のうち、3名がご参加下さいました。許状とは、稽古の段階をここまで進めて良いですよというお許しをいただくという事になります。


みなさん入門された動機はそれぞれですが、普段の生活をしている中ではお会いしない方々と一緒に、お茶を通じてお互いの良さを見つけていくことができることは財産であると、感じてくださっているようです。


初めてお着物を着られる方やご自身で着付けされた方もいらっしゃり、茶を通じて新しい世界を楽しんでいただけている様子を嬉しく思います。



今回は先輩2名が盆略点前でおもてなしです。2人が全く同じ動作で点前する、シンクロ点前を行なっていただきました。シンクロ点前、社中の先輩がされていて格好良いなと強く印象に残っていたのでいつか真似したいと考えていたのでした。


茶道はカタや道具の配置が全て決まっているので、それぞれをきちんとなぞっていく事で同じ点前になるはずなのです。お二人ともきれいに揃っていて美しかった。記念すべき引渡式のお手伝いができて嬉しいですとも言っていただき、感謝に尽きません。



1つ1つの動作に意味があり無駄なものは何もない。それを繰り返していくことで心も体も磨かれていく、これが茶の面白さの1つでもあると思います。


後輩の生徒さんもお運びで参加していただきました。できることを率先してしてくださる姿に、また感動。この会が刺激になったようで、勉強になりました!と楽しそうで良かった。


お家元からのメッセージで「茶道は、点てられた一盌に感謝を捧げ、素直に一盌をいただくことから始まります。一盌に込められた亭主の心を素直に味わうことができるよう、自分と向き合ってみてください」とあります。


”おもてなし” は、迎える側だけの問題ではなく、受ける側の心があってこそ成り立つものなのだと改めて感じました。だからこそ、亭主と客の心の交流が生まれ、あたたかい場となっていくのですね。



これからも皆さんが稽古を楽しんでいただけるよう、そして茶道を通じて個々人の好奇心や良いところがどんどんと伸びていくような稽古場にしてゆきたいと思います。


この度は御目出度うございました。

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