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[ 稽古 ]2026年 初釜の記|木月庵にて、感謝とともに

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 1月21日
  • 読了時間: 3分

皆さま、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 1月も半ば、正月飾りが外れ、日常が戻りつつある頃に茶室「木月庵」さんをお借りして、今年も無事に初釜を執り行うことができました。



平日の開催となりましたが、お仕事やご予定を調整し、社中の大半の方が駆けつけてくださいました。 お忙しい中、こうして一堂に会して一座建立のひとときを持てること、心より有り難く、感謝の念に堪えません。



今年で社中としての初釜も7回目を数えます。 年月を重ねるごとに、皆さんの水屋としての立ち居振る舞いが頼もしく、洗練されていくのを感じております。



今回は、席を彩るお花、供されるお椀、そしてお客様をお迎えする香煎の準備を、生徒の皆さんにお任せいたしました。 細やかな気遣いが行き渡った空間で、お着物姿の皆さまがずらりと並んでお迎えくださる光景は、まさに圧巻。これほど誇らしく、嬉しい瞬間はありません。


生徒の方お一人お一人とお話しできるのも嬉しい時間です。花びら餅は三英堂製。桃色が鮮やかです。


毎年、同じ顔ぶれで、同じように「おめでとうございます」と健やかに言葉を交わせること。 当たり前のようでいて、実は何にも代えがたい「有り難さ」を、年々深く噛み締めています。


干菓子は大松屋本家製「初なすび」。山形県鶴岡の民田茄子という小ぶりのものを砂糖に漬けたものですが、ゼリーのような食感で美味しくめでたい。絵馬の形をした五郎丸屋製「干支の薄氷”午”」とともに。


金沢の辻占いの菓子は好評でした。毎年お配りしている岡野園さんの「大福茶」セットも喜んでいただけて嬉しい。今年は生徒さんが赤ちゃんを連れてきてくれ、いっそうの華やかさでした。


生徒さんが御自宅の大切な馬の茶碗や鞍の蓋置をお持ちくださったり、水屋のみんなで作り上げた時間が優しく過ぎて行きます。一番最初から稽古を続けてくれている生徒さんが代表して、私にお年賀をお渡し下さいました。なんと贅沢な身になったことでしょう、と、これからも更に精進せねばと身が引き締まります。


午ポーズ!


2026年の歩み|「外」へ繋ぎ、「内」を深める

社中が落ち着き、個々の力が育ってきた今年、以下の「三本柱」を軸に活動を進めていきたいと考えています。


  • 【体験の門戸を広げる】 社中の中だけでなく、外の方々ともご縁を繋ぎ、お茶の楽しさを分かち合う場を設けます。


  • 【物語の可視化】生徒さん一人ひとりに「なぜお茶を続けているのか」「続けていて良かったこと」を改めてインタビューし、それぞれの歩みを言葉として紡いでいきます。


  • 【学びの深化】 点前の習得はもちろん、歴史や精神性を体系的に学ぶ「社中座学」をさらに充実させ、内面的な成長を後押しします。


一座の和を大切に、これまでの伝統を大切にしながらも、新しい風を取り入れ、より豊かな学びの場を作っていきたいと考えています

 2026年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。



© TEA HOUSE SETAGAYA茶道

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