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[ 講師補の茶道日誌 ] vol.2「教える」ことで見えてきた、それぞれの学び

6月29日
読了時間: 2分

更新日:6月30日

紫陽花の色が少しずつやわらぎ、夏の気配が庭に混じり始めました。盛りの時も美しいですが、次の季節へ静かに移ろう時間にも心惹かれます。


講師補の学びもまた、そんな時間の中で少しずつ育っています。


今週の講師補稽古では、間近に迫った茶会に向けて、生徒の皆さんと一緒に実践的なお稽古も行っていただきました。



今回も、田島さんと古川さんお二人ならではの気づきがありました。


「なぜ迷うのか」に寄り添う

田島さんが印象に残ったと話していたのは、「正しい手順を伝えるだけでは十分ではない」ということでした。

手順を間違えた時、「ここが違います」と伝えるだけではなく、「なぜそこで迷われたのか」を一緒に紐解いていく。

そうすることで、知識が点ではなく線となり、生徒さん自身の理解につながっていくのではないかと感じたそうです。

教える立場になったからこそ、生徒さんの思考やつまずき方に目を向けるようになったことが、大きな学びだったようです。


「できる」と「教えられる」は違う

古川さんは、茶会の予行練習として、足の運び方、お盆の持ち方、古帛紗の扱い方などを改めて確認しました。

実際に身体を使って実践して初めて、見ていると簡単そうな事が本当に難しいと改めて知ったといいます。


見ているだけでは簡単そうに見えることも、自分で身体を動かし、さらに人に伝えようとすると、その奥深さが見えてきます。



生徒さんと共に学ぶ時間

今回の生徒さん達は、それぞれ課題に向き合いながら丁寧に稽古を重ねていました。

風炉の濃茶点前に初めて挑戦される方、久しぶりのお点前で一つひとつ確認しながら進まれる方、茶会を見据えて所作を整える方。

また、基礎の点前をされた生徒さんは、落ち着いた速度で丁寧に点前をされ、美しい姿勢がとても印象的だったそうです。


講師補制度は、「教える人」を育てるためだけの時間ではありません。

人に伝える経験を通して、自分自身の理解を深め、生徒さんと共に学び続ける人を育てる時間であれたらいいなと思っています。


一歩ずつ経験を積み重ねながら、それぞれの講師補らしい関わり方が少しずつ形になってきています。

© TEA HOUSE SETAGAYA茶道

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