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[稽古]3月1週目の変態仮名 隠しきれない恋心は永遠のテーマ

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2020年3月1日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年5月24日

しのぶれど色に出にけりわが恋は

ものや思ふと人の問ふまで(平兼盛『拾遺集』恋一・622)


しのんでいたけれども、隠してはいたものの、私の恋は顔に出てしまっていたようです。

「思い煩いしているの?」と人に言われるようにまでなっていて。


なんと素直で切ない。

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「けり」がいいですよね。これは感動を表す言葉で”だなあ”という感じ。

今初めて知った!という気持ちを表現します。


自分では恋に堕ちたつもりはなかったのに、人から「どうしたの?いつもと違うよ?」なんて言われて初めて自分が恋してることに気づく。恋の初めってそんな時ありますよね。淡い。。


『拾遺和歌集』(しゅういわかしゅう)は、古今後撰に次ぐ第三番目の勅撰和歌集で、いわゆる「三代集」の最後にあたります。後撰和歌集に漏れた歌が拾遺和歌集に収められたとか。村上天皇の時代だそうで、沢山和歌集が編纂されています。この天皇はどのような方だったのでしょう。


今回は新しい変態仮名がたくさん。の、が自信ないですが。


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© TEA HOUSE SETAGAYA茶道

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