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[稽古] 9月のお稽古 着物でミニ茶会

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2020年9月22日
  • 読了時間: 2分

9月17日は新月でした。新月ならぬ「心月茶会」を致しました。みんなで点心と薄茶をいただく稽古です。会は18:00からスタートしますので、お点前さんとお昼に集合してご飯や席の用意をします。

点心の準備。秋の栗おこわ。


お点前さんが叔母様から譲り受けた菊の茶碗をご持参されました。

薄茶のお点前を披露される方は頑張ってお着物です。数ヶ月前から着物とお点前の練習を重ねてきました。努力が素晴らしいです。今回はホスト2名、お客様3名。お点前さんだけでなくお客様のそれぞれのお役目が初めて。

お点前さんが命名されたお茶杓は「和こころ」。お点前さんのお母様や叔母様から譲り受けたものはお道具だけでなく、心そのものです。


参加者の生徒さんからは「みんなで一緒に向上していきたいです」というお気持ちや、お正客様からは茶会に招かれた御礼と「お正客を務めさせていただき、お茶会は皆で創り上げる場であることを実感しました。難しい時世の中でも、今できることを見つめた茶会を催していただいたこと、改めて心より感謝申し上げます。」と嬉しい感想もいただけて、ささやかな茶会稽古でしたが実りが沢山ありました。


「掬水月在手」

水を掬すれば 月 手にあり


この月は春の月だそうですが、今日掛けさせていただいたのは、遠く輝く美しいものばかりを思い描くのではなく、手の中にある真理、見えないものを大切にしていく気持ちを共有したかったからです。


相客、お点前さん、亭主、それぞれにお互い感謝をして見ない心を見つめる。そんな美しい会をみなさん作ってくださいました。感謝です。


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