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[稽古]8月のお稽古

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2020年8月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年9月10日

お盆ですが、今週も稽古を行いました。

新型コロナウィルスの影響でどこにも行かない方もおられましたし、大変な中で少しでも楽しみがある方が良いですものね。熱中症にも気をつけながら進めていきたいです。


「朝顔に つるべとられて もらい水」

加賀千代女(1703- 1775年)


つるべ(釣瓶)は井戸で水を汲み上げるための桶。朝早く、水を汲もうと井戸に行ったところ、釣瓶に朝顔が巻きついていた。それを切てしまうのは可哀想なので、朝顔はそのまま残しご近所へ水をもらいに行ったのです。


朝顔は早朝に咲きます。澄んだ空気のなか、水々しく咲いている花の様子にはっとし、そっと井戸を立ち去る。忙しい朝でも、優しさやゆとりを忘れずにいたいなと改めて思わせてくれる俳句です。


その風景を釣瓶水指と京うちわで表現してみました。添えている草は朝顔ではありませんが。

とらやさん「水の宿(やどり)」。暑さがやわらぐ涼しいお菓子です。白道明寺羹と青琥珀羹のきらめきが美しい


本日は初めての方もいらして、お稽古がぴりりとひきしまったように感じます。正座は慣れないうちは大変なので徐々にできるようになればいいと思います。正座ではなくて椅子に座ってやるのではダメですか?と、問われてはいませんが私の考えは「正座をしてみて分かることがたくさんある」です。


ただ伝統的なスタイルを引き継いでいるだけではなく、普段使っていない身体の部分に言うことを聞いてもらったり、正座での目線を体験することでいつもとは違う感覚を磨くことができ、センスを高めることにも繋がります。


お二人とも頑張りました。本日もありがとうございます。


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