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[稽古]2ヶ月目のお稽古 もう半呼吸待つ
- TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
- 2020年3月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年5月24日
今日のお稽古のお花。うんうん唸りながら昨晩生けました。
花器がぴったり来なくて悩みましたが、コロンと四角い丹波焼きにしました。
土っぽさが野辺に咲く風景を助けてくれているようで、結果気に入りました。日本のお花のささやかな雰囲気が似合っています。

蝋梅、沈丁花、雪柳
先月入門してくださった生徒さん、今日もひきつづきテーブルでのお点前です。
さて、タイトルにも書いた「反呼吸待てばいいものを、」は生徒さんではなく教える私についてのことです。

何回も同じことを繰り返して、日々できることを増やしていく。
たとえそれが小さな変化でも、それは大きな一歩です。続けていくと大きな財産になっていきます。
生徒さんが手順を間違えてしまっても、すぐには訂正しないように心がけています。それは師匠が私にしてくれた教え方ですから。
既に知っている人種は、知っているがゆえに気づくスピードが速いだけなのです。もう反呼吸待てば、ご本人が自ら気づいていた。そういうシーンはお稽古だけでなく、いろんなところで起こっていると思います。気づいていないのではなく、気づくスピードが違うだけ。

茶杓の持ち方も今日綺麗になりました
気づきのチャンスは大いに貴重ですから、私が反呼吸待てなかったばかりにそれを奪ってしまっては申し訳ないのです。
「茶道の先生の仕事の大半は待つこと、忍耐よ」
と、師匠の言葉を今日も思い出しながら稽古いたしました。きちんと待てていたらいいのですが。
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