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9/15 朝茶会 今日のコツ「抹茶を買う」

  • 執筆者の写真: TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
    TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
  • 2020年9月15日
  • 読了時間: 2分

9/15の朝茶会【今日のコツ】は「抹茶を買う」でした。

私は師匠が使われているのと同じものを購入しています。主に丸久小山園さん、一保堂茶舗さん、辻利一本店さん、星野製茶園さんです。


『茶道ハンドブック』p.6‐に種類として、「抹茶は大別して濃茶と薄茶に分けられる。濃茶は、30年以上、7、80年ぐらいの樹齢を経た木の新芽を摘む。」「薄茶は樹齢が3年から15、6年ぐらいの木の新芽を摘んだものである。」と書かれているそうです。私は師匠から濃茶は100年以上と伺っていました。


お茶屋さんのHPをご覧になると、薄茶用と濃茶用に分けて掲載してくれているところがあります。濃茶を薄茶として使っても良いですがその逆、薄茶用を濃茶用としては使わない方が賢明です。というのも濃茶はお茶の濃度を濃くして練るので良質のものでないと苦くて頂けないからです。そして「お菓子用抹茶」を飲む用に使うことはお勧めできかねます。砂糖などの甘味料と併用して使うものなので、これを点てると苦くて飲めないケースが多いです。


薄茶か濃茶かの見分けポイントは名前。◯◯の白、と「白」が付いているのが薄茶。◯◯の昔、と「昔」が付いているのが濃茶です。新しい茶園さんではこのような付け方はしていないかもしれません。


そして流派ごとにお好みのお茶があり、ラベルにも「◯◯御好」と買いてあるものがあります。お茶会で流派を名乗っている場合は、その流派に沿ったお茶を選ばれるのが基本ですが、お家で楽しむ分には特に気にしなくて良いと思います。


抹茶は湿気に弱く、開封したら早めに召し上がるのがいいと思います。長く置いていると風味も飛んでしまい美味しくなくなりますので、最初は20gか40g缶で十分だと思います。一服1.5gくらいを使用しますので、毎日点てるなら40g、2,3日に一度なら20g缶、というふうに1ヶ月半に1缶を消費するくらいがご家庭では無理が無いかなあという感覚です。


若い方が活躍されている茶園さんで美味しいお抹茶があれば、ぜひ試してみたいと思っています。ご存知の方お教えいただけると嬉しいです。


次週9/23の朝茶会【今日のコツ】は「抹茶をおいしく保つ」です。祝日ですが朝から一緒にスッキリ過ごしましょう。


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