9/1 朝茶会 今日のコツ「懐紙の使い方」
- TEA HOUSE SETAGAYA 茶道教室
- 2020年9月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年9月10日
【今日のコツ】では「懐紙の使い方」をお伝えしました。
朝茶会後いくつか質問をいただきましたので、そちらも併せて復習したいと思います。

淡交社さんで北欧デザインを手がけるアンドフィーカさんとコラボして作った秋の透かし柄懐紙を販売されていました。綺麗ですね。お茶会だとお菓子の美しさが引き立つようにこのような控えめな柄かもしくは無地がおすすめですが、おうちで楽しんだりする際は華やかな模様入りのものでも楽しいですよ。

【アンドフィーカ】美濃和紙の透かし懐紙
懐紙は1帖まとめて使います。折り返してある輪が手前になるように自分の正面に置き、干菓子なら手で、主菓子なら添えられている黒文字でお菓子を懐紙に取ります。
この時、一番上の1枚を裏返しにしてお使いになる方法もあるようですが、私はそのまま折り返さずに使うように習いました。懐紙の扱いについては決まりごとがありませんので、どちらでも良いようです。
使い終わったら、菓子のクズが落ちないように懐紙の束を床の水平に保ちながら下から一枚を取って上に被せます。さらに小さく折りたたみ、クズが袋状の中に入るようにします。小さく畳んだ懐紙は束の輪の中に入れると落ちにくいです。
IGTVの動画、4’50”あたりからその様子をご覧いただけます。
お茶会では懐紙を持っていない場合、1枚ずつ渡してくれるところが多いです。また、お家なのでお皿の上に敷く場合も1枚で構わないと思います。
Q:出された黒文字(お菓子を切る道具)はどうすれば良いのでしょうか?
A:懐紙を小さく折り畳む際に一緒に入れ込み、持ち帰ります。
Q:懐紙は袋に入れた方がいいのでしょうか?
A:間接的に口に入るものなので、清潔を保つために何かに入れるのがいいです。茶道では懐紙挟を使ったり、数寄屋袋に入れたりします。代用できるものであれば何でも良いと思いますが、出し入れを素早くしたいので、ボタンやファスナーが付いていないものをおすすめします。
【アンドフィーカ】懐紙入れ
淡交社とアンドフィーカコラボの二つ折りポーチがありました。北欧デザインを刺し子で表現しています。北欧と日本の手仕事の化学変化が素敵です。柄はお好きなものの方が長く使えていいと思いますので、自作してみても楽しいですよ。
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